2016年1月18日月曜日

スペイン旅行記その1 『ついてないぜ、オレ』編

(長文にて失礼)
年末から年始にかけて患った帯状疱疹は癒えたものの、その後、時折出る帯状疱疹後神経痛に悩まされながらスペインツアーに参加。成田空港出発の時間が午前なので前乗りで成田に入った。ちょっと時間もあったんで成田山新勝寺に旅の安全祈願を兼ねてのお参り。
翌日、ホテルを出る前に自分達の乗るフィンランド航空 AY74便をスマホで確認すると欠航と出ている。重い空気のなか、シャトルバスで空港へ。空港のインフォメーションとフィンランド航空カウンターには欠航とアナウンスされていた。この先どうなるのか神経痛と激重い空気に『マジかよ、ついてないぜ、オレ』。

集合時間に受付カウンターに行って諸手続きを済ませて、事情説明を受ける。
代替便を手配中と言うことだ。20分後に再度集合したがまだ代替便が確定しておらず、45分後に再々度集合、そして当日22:20発カタール航空ドーハ経由でバルセロナへと代替便が決定。わざと深夜便を避けたのに『なんだこりゃ、ついてないぜオレ』。そして説明がまだ続く。バルセロナ空港には降りるもののサグラダファミリアを含む市内観光が全てデリートされ2日目の午後のバレンシアへの移動からこのツアーが始まると(ここで一同動揺する)『えっマジっ!ホント、ついてないぜ、オレ』。
それとこのツアーの参加の可否を40分で決めてほしいと説明があった。
この時点でキャンセルすれば代金の全額返済と保険で成田空港までの諸費用が戻るとも説明された。ツアー申込者20名(10組)にたったの40分で苦渋の決断が迫られた。
航空機遅延欠航などの保険適応範囲に関しては各自で申込みをした支店で確認してくださいと。即、支店に電話するが、担当者が休みで居ない『やっぱ、ついてないぜ、オレ』。
代わりの人から大体の説明を受けるが解釈が難しい。とりあえずは6時間以上の遅延には保険が適応されるとわかり、あとは自分達で決断しなくてはならない。複雑な諸事情なんかもあったり、お金の問題よりは休みのほうが問題とか、いろいろ考え、ジレンマと戦いながらも参加することとした。結果、14名が参加表明(内、ハネムーンが2組)皆さん、よくぞ決断されたと感服。特にハネムーンの2組には。後日談ではあるけど、ハネムーン参加者を含むほとんどがフランスも絡めたヨーロッパに行きたかったらしいが10月のパリのテロ事件で行く先をスペインだけに変更したと言う。考えてみればウチも第1希望が催行人員に達せず、第2希望がこのツアーだった。惜しくも第1希望の出発日はこの前日。第1希望が流れた時から『ついてないぜ、オレ』は始まっていたのだ。
教訓その1 第2希望は持たない
成田空港に入ってから14時間近くを空港ロビーで過ごすことになる。おかげでターミナル2には詳しくなった(笑)近郊の人は一度自宅まで帰って昼寝や入浴までしてきたそうだ。
この日、欠航された便はフィンランド航空 AY74便のみだった。ヘルシンキを飛び立ったが、機材不良で引き返したため折り返し便がなかった。フィンランド航空のチェックインカウンターは夕方まで人でごった返してた。気の毒な人がいっぱい居るのにも驚いた。
行くと決めたからには、あとは開運を祈るばかり。しかし、病み上がりのオレには耐え続けれる体力があるだろうか心配だ。ホント、運次第。






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