2020年12月9日水曜日

左目

我ら世代の子供の頃は野球が盛んだった。しかし超がつくらいに下手くそだった。それを見かねた野球好きの父親が仕込もうとするも球が思ったように捕球出来ないし、打つのもタイミングがズレて空振りばかり、挙げ句の果て大声でドヤされて野球と父親が大嫌いになった。それは今も変わりない。野球が苦手なことで家族にも友達にも運動神経の悪い子として扱われて、少年野球でも2軍で出番はなし、それでも友達と一緒に居れることは楽しかった。野球が出来ない理由が小学4年頃になってようやくわかった。両目の極端な視力差が原因だった。

生まれつき左目が極度の遠視で視力が0.1にも満たないほぼ明暗のみ。右目も遠視傾向が強くて、30半ばまでは2.0以上あった。なので老眼も人より早くやってきた。そして未だに極度の遠視を矯正するメガネやコンタクトレンズはないのである。

大人になるにつれ、視力差に慣れてきて日常生活にはほぼ問題がないレベルだけど、弱視にまつわるエピソードはいくつかある。あと、いっとき流行った3Dメガネはダメだった(笑)普段は気になることがないけど、最近この左目が右目までイタズラし始めた。右目だけで見る視力と両目で見る視力を比べると後者の方が0.2~0.3程下がるし、ぼやけて見える時もある。しかし左目を塞ぐと光が入ってこないから気配みたいなものを感じることが出来ないから、隻眼にせず両目を使っている。右目が健全に見えてるから障害者になることもない、だから自動車運転免許も取得できるわけで。

左目の弱視が人生において、どれだけ影響を及ぼしているかわからない。音楽が好きなのもそれが一因かも知れなしいし、サーフィン中に遥か彼方の水平線を見てるのが好きなのもそうかも知れない。



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