2013年6月22日土曜日

無人島〜俺の10枚〜その7

このシリーズも、あと4枚選んだら終わりです。

音楽的にもライフワークにも、一番大きな影響を受けたのが1975年発売の「ティン・パン・アレー」の「キャラメル・ママ」。細野晴臣、鈴木茂、松任谷正隆、林立夫の4人からなるユニット兼プロデュース集団みたいな当時としては先進的なバンド?グループ?だった、、、。コレを聴いたのが16歳、リアルタイム。
ユーミンのバックバンドでの仕事振りなんかを先に聴いてたので、このジャンルのもんにはある程度の免疫はあると思ってたが、全く違う型のウィルスだった(笑)かと言って、いきなり大きな衝撃を受けたわけでもなく、徐々に内部進行していって最後にはカラダ中が侵されて慢性中毒患者になる感じだった。当時の音楽雑誌「ミュージック・ライフ」でも大絶賛されてたのを良く覚えてる。

「ティン・パン・アレー」「キャラメル・ママ」の言葉の意味もわからなかったけど、この二言は、なにか都会的でカッコ良かったし、ジャケットのピンぼけ写真や、それこそキャラメルを溶かして描いたスパゲティ調のロゴがカッコ良くみえた。でも付録されてたメンバー4人個々の顔アップの四つ折りポスターはイマイチ戴けなかった(笑)
有名になる前の南佳孝、山下達郎、矢野顕子、後藤次利らたくさんのゲスト参加もクレジットされており、後々に結婚する荒井由実と松任谷正隆との初共作曲「月にてらされて」など、メチャ豪華絢爛だったりしたわけで、、、。このアルバムがあったから、今の日本の音楽シーンがあると言っても過言ではないと言い切れる作品なのだ。
発売後38年経ってもいまだ色褪せることもなく新鮮に聴ける。
もし、これが 「無人島〜俺の1枚」だったら間違いなくコレ選んでます。
ホント、このアルバムに出会えたのは幸せだった。

このように慢性中毒になるアルバムに出会えないのが最近の悩みでもある。

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