と或る日、スノーボーダー(テレマークスキーヤーでもある)のカズと深雪を滑ってたら、カズがオレの滑りを「ケーキをカットする様に滑らかにディープパウダーを切り裂く」とフェイスブック上で表現してくれた。半分以上は先輩を立ててくれた「よいしょ」としても嬉しい響きの言葉だった。
そんな言葉に踊らされて、あくる日、ひとりで細い板に革靴といった出で立ちで緩斜面を滑って、ふと気付いたことがある。清流をしなやかに方向を変えながら流れていく水のように滑ってみたいと。
「上善如水」老子の言葉を思い出すも、謙虚さもなく出しゃばりなオレには縁遠い言葉だ。でも水を「柔弱」と表現する老子の気持ちがほんの少しだけわかったような気がした。
ケーキをカットするのは水ではないが、ナイフさばきもまた「柔弱」さが求められてることに気付いた。カズの奥の深い語彙力(ボキャブラリー)に感謝です。
遊びも生活も仕事もすべて「柔弱」を求めて、その遠い向こうには「上善如水」見据えていこうと思う。
「水の如し、水は遥か」ではあるが、、、。
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