2016年8月17日水曜日

夏、旅、友、輪、etape3

民宿おぜぐちさんは親切でいろいろなわがままを聞いてもらえた。
予報に反して快適な朝を迎えた、空気はカラッとしてて気持ちがいい。
朝食も美味しくて、全員完食。
二日間の疲れが無いと言ったらウソになるが、気持ち良くスタートした。燧ヶ岳がきれいに見える道をゆっくりと進む。白樺林、ブナ林が綺麗だけど写真を撮る余裕がない。
このあたりはアキラ先輩が動画を撮ってたんであとからアップするかも。
で、いきなりの600mの登りで後半は乗鞍みたいなコースが7kmほど続く。
アキラ先輩は再来週の乗鞍ヒルクライムに向けてかなり本気で踏んだらしい。オレはサイクリングペースで後半に足を残すことにした。ヨネちゃんはマイペースで登る。峠の頂上はわかりにくくて少し戻って尾瀬御池のバスターミナルでヨネちゃんを待つことに。でも、早く来た。
少し下ったところで、燧ヶ岳をバックに一枚。

最近、登山はしてないけど燧ヶ岳見てたら登りたくなるね。
770mの一気下り、道幅が狭くタイトなコーナーが連続するテクニカルダウンヒル。
ブラインドコーナーに注意して快調に下る。


周辺には蕎麦畑が広がり、奥只見湖も綺麗に見えサイクリングコースとしては楽しい。しかし県境から奥只見湖船着き場までが気が遠くなる程の距離感と高度感だった。
湖の観光船を渡船代わり乗るのも有りだったかなと思う。アキラ先輩、口癖の「だやいじゃ」連発(笑)「だいやじゃ、言うな」とオレ(怒)
200mの登坂が二つと100mの登坂が一つ、計500mありゃ辛いはず。景観の良さに救われている。
船着き場では疲弊感が満載。と、言うのも今回の最後の登坂の枝折峠330mがまだ残ってるからである。
補給して踏み始めた。暑さもほぼピークな時間帯。暑かったけど、足を残してた分、わりに快調に登れたけど、アキラ先輩、ダルそう。そうそう、朝出発してからココまでに遭遇した車は30~40台程度だった。
 枝折峠は秋の気配も感じる気持ちのいい風が吹いてた。
約30kmのダウンヒルのスタート。下ってる時、ここは登りたくないなぁって思ってたら登ってくるサイクリストが居てビックリ。やるなぁ〜。魚沼市に入ってようやく昼食をとることが出来た。それぞれに好きなものを注文してたいらげた。グーグル先生に電車時間を教えてもらって時間に余裕をみて小出駅までの3kmをクールダウン、、、なんだけども、あぢぃ〜。

駅で2日半もお世話になったペットボトル君(ポカリスエット750mmこのサイズはボトルゲージに収まる)とお別れ。ありがとね。
怪我やおおきな機材トラブルもなかったのは良し。


実を言うと当初小出駅は通過点にしかすぎず、直江津駅(+80km強)まで走る予定だったけど、あまりにも無謀だと気付いて小出駅から輪行することにした。

また4時間かけて富山まで電車に揺られます。通勤通学時間帯とかさなり立ってる時間も1時間ほどありました。

PS、距離95km、獲得標高1600m、下降2420m、6時間20分

ヨネちゃん、アキラ先輩、おかげで楽しい夏旅ができ、ありがとね。

3日間トータル距離337km、獲得標高4480m、下降5288m、時間15時間40分、
アベレージ21,3km/h

備忘録として
まず計画そのものがかなり無謀でした。
1日走行距離は獲得標高にもよるけど130km前後を目安とする。
行動時間も8時間前後が丁度いい。
観光時間を取るなら6時間程度にする。

自転車、ヘルメット、グローブ、シューズ、ジャージ上下、サングラス、
スペアチューブx2、輪行バッグ、スペアタイヤ、携帯工具、ビニールテープ、ボトル、
ワセリン、高度計付腕時計、インフレーター(アキラ)、サプリメント、
ワイヤー錠、梅干しや羊羹等の補給食日数分

アトムスリングバッグ8L
レインジャケット、Tシャツ、ショートパンツ、パンツ、綿キャップ、手拭い、
ビーチサンダル、地図高低図、鉛筆、目薬等、スマホカバー、スキーストラップ、
現金、ポケットバッグ、耳栓

あったら良かったもの
老眼鏡、デジカメかスマホ用携帯三脚、イヤホン







夏、旅、友、輪、etape2

二日目の予定はこの三日間の内、距離、獲得標高とも少なめで観光も取り入れて少し楽な展開を予想したけども、結果前日よりも20km増えて、シャレにならない展開になる(笑)

猪苗代湖畔道路を少しだけ走って、会津若松の鶴ヶ城を目指す。ルート設定を誤り、幹線道路で走ることになる、交通量も多くてかなり幅寄せを食らう。
今回、唯一の観光、鶴ヶ城見物も時間がなく外観のみ。そして追い討ちをかけるように予報通に雨が降って来た。
前日にロストしたメーターとボトルを買うために、自転車屋さんをグーグル先生に相談してみると近い所にあるはあったがお盆休みで撃沈(笑)近くのコンビニで補給食を補充して南会津〜檜枝岐村を目指す。予報に反してなぜか雨が止んだ、ラッキー。
R118も交通量が多いし路面も悪くて走り辛いし、やっぱり幅寄せが厳しい。富山と比べると会津のドライバーは自転車にやさしく無いような気がするのはオレだけか???
ストレスが大きいので、少し距離と登りが増えるけど湯野上から県道347でエスケープすることにした。この選択が功をなし、楽しい旅となる。
その県道347は田舎道で幅も狭く車がほとんど通ってない自転車には快適。途中の集落にあるお社で休憩。鎮守の森に蝉の声、なんか夏って感じがたまらなく好きだ。
時間を止めたいが容赦なく時は過ぎ、時間は押すばかり。
休憩後、いきなりの激坂、路面には緑の苔が生えてて立ち漕ぎするとスリップしてバランス崩しそうでヤバい。当然、下りもヤバい。それを越えたご褒美だろうか美味しそうな蕎麦屋さんが突如現る。ちょうどお昼時で賑わっている。古民家を改装してて中には囲炉裏があり、エアコンとかはなく窓を開けて風通しを良くしている快適なお店。
この店、イチオシの天盛り蕎麦と郷土料理のしんごろうを注文。

雰囲気、味、☆☆☆☆☆。

南会津(田島)でボトルを探すも、どこもヒットせず、変わらずペットボトルを差し込んだままである。面倒くさいが仕方がない(泣)
この時点でかなり時間が削がれてトータルで60分のロスト。
この後、獲得標高約400mの峠を登る。この坂道はドーンっと真っ直ぐで先がずっと見える、心が折れそうになる道。
なんとか峠に到達。ここで冷え防止対策して10km下り。60km/hで下る高速系下り、路面の悪い所はちょっと怖い。この後の写真は無し(笑)
きらら289道の駅で今晩の宿にTELしておよそのチェックイン時間を伝える。
残り30kmで400m登る、ヨネちゃんは少し回復したのか千切れずに走り切った。
民宿おぜぐちに17時10分に到着、予定より70分遅れだけど許容範囲としとこう(笑)
まずは向かいにある村営温泉、宿でタダ券をもらって喜ぶも束の間、露天風呂はいいのだけど、アブがブンブン飛んでて3カ所刺された。登坂ではかろうじて心を折らなかったけど、アブには心が折れた(爆)10分ほどで上がった。
宿の食事はイワナ料理と山菜料理と蕎麦で絶品で☆☆☆☆☆。
普段、食べる量の3倍くらいは食べたかも。
寝る前に宿ご自慢の檜風呂入る、アブが居ないのがいい。実はここも温泉だそうだ。
檜枝岐村、想像するに檜が豊富にあるんだろうなって。
前日同様にオリンピック見ながら落ちるZzzzz。

PS、距離130km、獲得標高1400m、下降1900m、11時間10分。

夏、旅、友、輪、etape1

自分で立てたルートだけど初日のハードルが高すぎ、ちょっといじって難易度を下げてみた。
8月14日5時15分に富山駅をアキラ先輩と出発して魚津駅でヨネちゃんと合流。始発便は空いてるので輪行しててもあまり迷惑感が無くていい感じ。

目的の小出駅までは泊駅、直江津駅、長岡駅と3回も乗り継ぐ計4時間弱の旅。新幹線が開通してローカル線が不便になったのにはちょっと腹が立つ。
事件は泊〜直江津間でおきた。他の列車がトンネル内でウリ坊と衝突して40分の停車。これでこの後の乗り継ぎが全てパーになった。BプランCプランを捻り出すも、日没までに宿の到着は無理と判断。難易度下げた意味も消えた(笑)コース後半をJR只見線に乗って70分、距離にして45kmをワープすることにした。
結局、小出駅には80分遅れで到着。早々に準備をして出発。
この後、写真を撮る暇もなく700mを登る。これが思ったよりもキツく時間を稼ぐどころかかなりのロスになった。アキラ先輩が途中サイクルメーターを落下してロストした。
会津川口駅15時27分発に間に合わなければ、この計画全てが水の泡となる。計算上はギリギリ。しばらくしてマイボトルが落下して後続車にひかれてお釈迦になって、45分間命の水を失う。先頭を走るアキラ先輩はメーターがなくペーシングが難しく、かなり踏みが入る。ヨネちゃんが痛恨の付き切れで彼の位置まで下がってはジョインを繰り返すオレ。
会津川口駅には15時6分に到着。息つく暇もなく、すぐに輪行バッグに詰め込む。発車5分前にはホームへ。
JR只見線の車窓から見る風景は綺麗で、コレはコレで良かったと思える。
会津坂下駅を16時36分に下車して14分後に今宵の宿の猪苗代湖を目指すも、まだ22kmで330mも登らなければならない。交通量も多くてストレスを感じながらも18時20分にナリ会津CCに着く。ちょっと変化球でゴルフ場のホテル泊。即温泉、即夕飯、即洗濯、意外に忙しい(笑)寝る前にもう一度入浴してオリンピックを見ながら落ちるZzzzz。いろいろあったけど輪行の醍醐味を味わえた日となった。

PS、当初の予定は難易度下げても155km、実走行は112kmとなったがコレでもかなり疲弊した。計画が無謀と判明した(笑)
112km、獲得標高1480m、下降968m、8時間20分。

夏、旅、友、輪、Prologue

7月末にこの計画が持ち上がる。当初は一人で自転車旅を目論んでいたが、話し相手が欲しいと思い、ヨネちゃんとアキラ先輩に声をかけると二つ返事でOKとのこと。
さっそく、およそのプランを組み立てて宿の手配をした。
翌週、この3人で暑さに慣れるための練習で120kmほど走ってみた。

なんとか耐熱トレーニングは出来たので、あとは本番を待つのみ。