この週末、TAJテレマークスキー技術コンテスト &Yakebi Classic に行ってきました。いつもだと選手で参加してるのですが今年は膝の怪我のこともあってエントリーは断念して、大会運営の手伝いをさせてもらいました。
初日は風が強くてリフトが稼働しなかったのですが、参加選手がやる気満々でハイクアップ覚悟の開催となりました。午前がレース、午後がコンテスト、Wエントリーの選手は2本登るという奮闘ぶりです。なんでスタッフも最善を尽くさなくてはなりません。このことは後々語り継がれるくらいのすごい快挙かと。そんなこんなでなんとかプログラムを消化して初日を終了。その直後、すごい暴風雨となり2日目の開催が危ぶまれました。
明けて2日目。まだ風は強いですが時折青空がでる、まずまずのコンディション。リフトもなんとか稼働して関係者一同ホッとする。
大会は例年同様、各クラス熱戦です。
いつも自分がエントリーしてるトラディショナルクラスが一番熱かったんではなかろうかと。ディフェディングチャンピョンのO塚選手をはじめ、入賞経験者のK川選手、K山選手、そしてそれを脅かすH瀬選手、I垣選手。ワンミスが命取りとなる展開だが1種目目ショートターンで入賞経験者の3人がやっちまったの滑り出しとなる。それでも実力は僅差。回を追うごとに力を付けているH瀬選手が高いレベルで安定しているように感じた初日2種目だった。
2日目の1種目目フリーはやっちまった3人衆があの荒れたバーンを見事に攻めきって巻き返しを狙う。I垣選手は停止ゾーンで痛恨のミス。初日好調のH瀬選手も素晴らしい滑りで安定感が増してるように見えた。残す2種目は追う側は攻めなくてはいけないが、当然リスクも大きい、不整地ショートターンとジャンプ、それも得手不得手が出やすい種目でもある。不整地ショートターンではI垣選手が周りを驚かせる圧巻な滑り、これでフリーの失敗を挽回か。K山選手も攻めの素晴らしい滑り。あとの3人もしっかり纏めた。
最終種目のジャンプを得意ちゅうの得意とするK山選手の得点が勝敗のカギとなる。
O選手、H瀬選手、K川選手は持てる力を全部出し切ったジャンプのように見えた。I垣選手はベストなジャンプを見せれば入賞圏内に入るが踏切から失敗してそのまま胴体着陸。K山選手は高い跳躍、ランディングを纏めれば間違いなく上位、しかしまさかのランディングに失敗。優勝の行方が微妙な感じになった。
バツグンの安定度に高い技術、そして緩急を付けた戦略で攻めたH瀬選手に勝利の女神が微笑んで見事初優勝となった。H瀬選手おめでとうございます。
2位はO塚選手、初日5位からの急浮上は流石ベテランです。
3位はXCの道具立てながらも優勝にからむ攻めの滑りを見せたK山選手。コレには一同驚きでした。
K川選手、練習不足って本当なんでしょうか(笑)特にロングターン系は流石に高いポテンシャルでした。I垣選手、安定すればてっぺんに一番近いかもです。
2日間、いいもん見せてもらいました。これを励みに自分も頑張りたいと思います。
選手、役員の皆様お疲れさまでした。