2022年8月30日火曜日

片岡義男とオレ

書きたいことがいっぱいある、、、。とりあえず「片岡義男 」書いとこ。

20代は半ば過ぎまでは波乗りとオートバイに没頭していた。そのおかげで片岡義男の小説に出会った。少し音楽の影響もあって、22~23歳に30冊から40冊くらいは読んだだろうか、、、。

お盆に紀伊半島を自転車輪行旅をした際に、仲間のヨネちゃんと片岡義男の話になった。いろいろ話してると無性に片岡作品を読みたくなった。とは言え、手元には一冊も残ってなくて、本を買おうかと悩んだけど直ぐに読みたかったので電子書籍にした。とりあえず昔読んだタイトルを4冊をデジタル購入。うっすらとストーリーは覚えてるものの、おのおののストーリーがちゃんぽんになってたりして、読み進めてくのが楽しかった。それよりも40年の歳月を経て読み返すと、当時読んでた心持ちとはかなり違って感じたことがなによりの収穫でもあった。

もともと読書がそんなに好きなわけでもなく、波乗りとオートバイが好きで読んでたわけだから、、、。オートバイを描写するのに固有名詞は出てこず、排気量だったり、エンジンやエグゾースト音のディテールが表現されてて、それだけでバイクの固有名詞がすべてわかった。また、一つの波に乗るまで何十ページも割いて書かれてることには、ちょっとウンザリすることもあったけど、今はそれくらいのペースがちょうど良く感じたりもする。とりわけ気に入ってるのが男女の距離感、男女と言うよりは彼と彼女って言ったほうが「片岡義男」っぽいかな(笑)

片岡義男を読み漁ってた頃と何が違うんだろうって考えたけど、オートバイが自転車に変わったくらいで大きな変化はないが、いまだ波乗りも音楽もずっと現役でいられてるしね。しいて書くなら、彼と彼女の距離感はなくなった(笑)下戸ながらもビールの話には酔えたりもするし(笑)コーヒーが飲みたくなるのはずっと変わらない。

片岡義男と言う物書きに憧れてるわけではなく、小説に登場する人物達の思考や志向のそれぞれが好きなのだと、、、。そして秋の夜長は夏の終わりに始まった、すでに9冊読み終えた(笑)

追記:Amazon Kindleで電子書籍を買ってたら割と高く付いたんで、片岡義男.comに1万円払ってプレミアム会員に登録したら全書籍未来永劫読み放題になった。さらにTシャツと片岡義男の盟友 佐藤秀明の「lonesome cowboy」の素晴らしい写真集が送られてきた。