ヤマハが発売しているオートバイSR400が40年の歴史に終止符と言う記事を見かけた。
20代前半に2年ほど乗っていた。それもやたらと改造して、、、セパレートハンドル、キャブトンマフラー、シングルシート、バックステップなどなど。400ccの単気筒エンジン、いわゆるシングルって言う奴。始動はキックのみ(後にセル始動になったらしい)。キックペダルを踏み降ろす時の感触や跨いだときにその太いトルクを体全体で感じられるのが大好きだった。機会があればもう一度乗ってみたいオートバイだ。
先週末、久々にシングルフィンのサーフボードを引っ張り出して乗ってみた。メインで使ってるツインスタビライザーから見ると全然板が動かない(アクションが出来ない)。逆に動きが鈍い分、無理に動く必要もなく体を波に預けてるだけで気持ちがいい。また、それが新鮮に感じる。
このボードは故ドナルド・タカヤマ氏が'60年代半ばにテンプレートを作ったとされる
Glass Slipperって言うモデル。しかも今だに発売されてる超ロングセラーな板。ちなみにサーフボードは現行で3本所有、そのうち2本がこのGlass Slipper。長い方の 6'9"がドナルド本人シェープで短い方5'10"がオーストラリア人シェーパー。レトロクラシックなシングルフィン大好きサーファーなんですわ。パフォーマンスボードに乗れない負け惜しみかもしれないが、、、(笑)
ロードバイクに乗るときはサイクルジャージに着替えて、さらにサイクルシューズも履かなくてはならないからデイリーユースとしては面倒くさい代物。
その点、シングルスピード(変速機のない自転車)はママチャリのごとくビーチサンダルにTシャツ短パンでフラっと乗れてしまうのが嬉しい。トレーニング強度は下がるんだろうけど日常的にはこれで十分だ。
シングルと名の付くものは至ってシンプルな構造をしている。良く「無駄を省いたと」か言われるが元々が無駄なものがないから省かれることもない。
シンプルなもの惹かれる感性は子供の頃からなんとなく感じていた。そしてそれに接するときのルールも勝手に覚えていったようだ。シングルと名の付くものに多くを求めてはいけないのが最大のルールと言えよう。
散財が原因で三行半を出されてシングルにはなりたくはないな〜(笑)