2025年5月8日木曜日

木原敏雄を偲んで

 中学を卒業してすぐの頃、CAROL・解散ライブツアーの富山公演を観た。興奮しすぎてよく覚えてないけど、観客のほとんどが怖いお兄さんたちだった(笑)

その後、YAZAWAがソロとなり「アイ・ラブ・ユーOK」のツアーが始まった。ラストライブと同じ年だったか、その翌年だったか記憶は定かではないけど、富山にもそのツアーがやってきて、もちろん観に行った。キャロルで見るYAZAWAとは大きくかけ離れていた、、、あたりまえか。ライブを観ていくうちに、引き込まれていく方向がバックでギターを弾いてる二人に目と耳を奪われていった。それが相沢行夫と木原敏雄だった。相沢さんは「アイ・ラブ・ユーOK」のレコードにクレジットされてたから、なんとなく名前だけは知ってた。木原さんは名前も顔も全く知らない人だったけど、ギターを弾く姿にシンパシーみたいなものを感じたのを今でも覚えてる。この頃にサイドマンを見る目が育ってたんや(笑)(サイドマンについての投稿はコチラ

そして富山公演があると観に行ったけど、そのうち富山の会場での観客のマナー(半分以上が暴動っぽい)の悪さに富山公演の受け入れ先がなくなった。すごく残念だった。

この二人がNOBODYを結成する経緯は当時は知らなかったことだけど、YAZAWAがアメリカに活動拠点を移したことを期にYAZAWAファミリーを抜けて結成したとのこと。

ファーストアルバム「NOBODY」を買って聴いたら、飛び上がるほど興奮したね。コレだよ!コレだよ!

'85年前後に富山公演に来てくれたのよ、この頃はもはやヒットメーカーだったと記憶してるんだけど観客が200人くらいしかいなくて淋しい感じだった。そんなことは諸共せず、彼らなりの最高のパフォーマンスを披露してくれた、マージービート炸裂な夜だったのはつい昨日のことのように感じる。セットリストにあったんだと思うけど突然ビートルズの「Nowhere Man」をやってくれたんんだよね。マージービートってやっぱコーラスワークがあってなんぼでしょって思うわけで、NOBODYの二人は最高だね。

木原さんを生で観たのがこれが最後だった。

やっぱ影響を大きく受けたのが木原さんで、ギターやその構え方、着る服もそだね、なんとなく真似したよ。('96年からアマ・バンド再開した)

こつこつとアナログ盤を買い集めていったね。4~5枚だったかな。 NOBODY以外にも聴きたいのがいっぱいあったから、少し遠ざかっていった。そしてCD時代が到来、とりあえずベスト盤で買ったよ。 ずいぶん経ってから「GOT A FEELING」も買ったな。



「DREAMIN' BOY 70'S」「DARLIN' DARLIN'」この2曲はずっと愛聴してたね。もちろん木原さんがVo,ね。オレ自身もギターでなんちゃって弾き語りもしてるし。

木原さんの訃報を知ってからはほぼNOBODYしか聴いてない。最初はSpotifyで聴いてたんだけど、アナログで持ってたのをCDで欲しくなってつい散財してしまった、でもホント買って良かったよ。最近のCDはレア音源が付録でついてたりDVDが付いてたりで、サービス満点。

'80年代の歌謡界への貢献度もあって、わりとポップな楽曲に思われがちなんだけど、実はすごくコアなロックナンバーも多いんだよ。ノイジーなことも普通にやってるし、、、。こんなの出来るのはやっぱNOBODY!最高!




二人はオレの10歳上なんだよ、昭和24年生まれってことを考えてみるとE・クラプトンとは5歳くらいしか違わないのよ。そんな人がそんな頃の日本でギターを弾いてる環境を考えるといろいろ想像できて楽しいわけよ。きっと簡単なことではなかったことはわかる。そんなことを思ってるうちに木原さんへの愛がさらに深まってシンパシーの強さが増幅されるね。生きてるうちに会話、いや話を聞きたかったと高望みなことも勝手に思ったり、、、。

ここ1ヶ月で相当な時間を聴き込んでくうちに気づいたことがある。20代で聴いてたころと音の聞こえ方が違うんだよ。歳取って難聴気味ではあるんだけど、そんなことではなくて、本を読む人が行間を読むように、音符と音符の間がすごく心地いいんだね。

背中側のドア(Back Door)を開けたら20代の頃の自分が見えるのも不思議な感じだけど、悪くないね、、、きもいか(笑

木原さん、ありがと! 相沢さん、長生きしてや。




2023年12月19日火曜日

BOMBTRACK HOOK EXT カスタム

 人生最後の自転車になると言ってからも4台くらい買ったかな(笑)それは健康だったからと思えば、その後数台買えたことは良しとしよう。自転車人生で高級自動車を買えるくらい散財したのも事実。

3年前、グラベルロードバイクと言うジャンルに手を出した。ロードバイクを乗るも煮詰まってったこともあって、なにか全然違う自転車に乗ってみたくなり、スチールのシングルスピードのグラベルバイクを手に入れたことが、この世界にハマるきっかけとなった。その後のことは、、、(中略)

コロナ禍で流通が滞ってたのが少し緩和されたのもあって、3ヶ月待ちくらいで入荷した。2年前に注文した人の入荷はオレより1ヶ月早かっただけなのは、笑えるね。        

そして今まで所有してたグラベルバイク2台を売りに出して資金を作った。潤沢とは言えないものの、それなりにカスタマイズ出来る資金が集まった。オレのバイクを買ってくれた人、ありがとう!

ビルドアップはたかはしサイクル の哲也君にお願いした。ペダル・サドル・ホイール・タイヤ・ライト等は全て新品をオレが用意して持ち込ませてもらったけど、嫌がらずにビルドしてくれたことには感謝しかない。ありがとうございました。

カスタム化にはある程度のイメージがあった。それはモーターバイクの Cafe Racer っぽいものが頭の中に思い浮かんでいた。ローバイクではひたすら軽量化(散財)することが楽しかったけど、そんなものから開放されて、見た目のインパクトを最重要とした。あともう一点が色合いを巧く使ってオーシャン感を出したかった。なのでスモールパーツ系はブルーメタリックで構成してみた。

走りの面ではBBなど回転部と制動部にお金をかけた。

予算の許す限り、ドレスアップパーツなど細部までこだわってみた。ホント馬鹿かと思うよ。

フレームはコロンバスのクロモリWバテッド、フロントフォークはカーボン。ボトムブラケットはT47規格でTOKENのセラミックベアリングのものをインストール。色はMatte Teal。

KiLEYのテールランプ、この造形が好きだ。今風のワンタッチ取り付けはあまり好きになれなくて、鉄の曲げステーを使ってボルトオン にした。ライトと呼ぶよりはランタンルージュと言ったほうがしっくりくる。フロントライトも同じく。ParkSIDERで購入。

クランク周りは一番贅沢させてもらった。EASTONのEC90の172.5cmのカーボンクランク、それもチェーンリング・ダイレクトマウント方式。そしてWOLF TOOTH のオーバル・チェーンリング42Tが美しい。このあたりが唯一の軽量化やな。
リヤディレーラーとレバーはSRAMのRIVAL 1x11S。
サドルはWTB シルバラド シンライン、グラベルバイクらしいデザインで実はBLUE LUGオリジナル。そしてEASTONのドロッパーポスト。
ブレーキは油圧ブレーキに匹敵するEQUALの機械式キャリパー、これは売り払った2台にも付けていてお気に入りのパーツ。

フロントライトもボルトオン 。これでハンドル周りがスッキリするな。
WOLF TOOTHのエンドプラグでドレスアップ。ブルーメタリックがキレイ。
ペダルは三ヶ島のソリューション(片面SPD)、ベアリング性能はさすがのジャパンメイド。廃盤品をBLUE LUGで見つけて即購入。
ボトルケージはステンレス中空構造のWOLF TOOTHのもの。スチールの曲げ加工が美しい。従来品よりは重くなるが、見た目重視だとこうなる。
右側のチェーンステーには平鉄を溶接してあって、T47 BBと相まって剛性感を上げてるのが、よくわかる。
ハンドルとステムはアルミ製のEASTONのEA70。ここは元ロードマンの流れ。後々の首や腰の負担を考えて、コラム長を5cm残したところが、見た目悪しだが健康被害には変えられない。残念。
WOLF TOOTHのドロッパーレバーがあまり出しゃばらずに主張してるのが憎い。
ハンドルのフレア角16度がほどよい。
川崎市にあるABOVE BIKE STOREでラッキーにもブラックマンデーで半額購入できたWickid Wheel Works 650B。ロード中心ならDTの SWISS ER1400があるので思い切って650B。これも見た目重視なちょい悪ホイール。

このホイールに似合うタイヤはTERAVAIL一択。RUTLAND 27.5x2.1をチョイス。
見た目のインパクトがめちゃカッコいい。これもABOVE BIKE STOREで購入。
これだけの装備で11.5kg。以前の2台からみると3kg近く軽量化してて嬉しい。
もうちょっとイジりたいところがあるんだけど、そこは来春以降だな。

そして人生最後の自転車は電動アシスト付きグラベルバイクあたりかな(笑)





2023年9月6日水曜日

夏、夏、夏

 今年の夏は暑かったし熱かった。

そして予想外に遊んだ。

7月22〜23日は去年から参加してる’白馬OMM’がちょうど梅雨が明けて熱い夏が始まった。

両日とも突き刺すような日差しで夏男全開日焼け全開となった(笑)

リザルトはともかく、日頃のインプットをしっかりアウトプット出来たので満足な結果だったかな。

鳴尾、石倉カズ、タロー、八幡夫妻に感謝!

我が家の懸案だった東北旅行。2泊3日(8月2日〜4日読売旅行)で’青森ねぶた祭り’’秋田竿燈祭り’’中尊寺’’仙台青葉城址’などなど。こちらは今後のためのインプットがほぼ満充電できた。





間近で見る’青森ねぶた祭り’は想像以上に圧倒されて見てる途中に泣けてきた、ホント凄かった。






富山にいると普段の生活から’秋田竿燈祭り’の情報を得ることは少ない。なのでなんの知識ももたず観覧することに。始まるとすぐに絶叫してた(笑)’青森ねぶた祭り’とはまた違う感動を得た。






’中尊寺’’仙台青葉城址’は滞りなく観光。東北は涼しいのかな思ってたけど、狂うよな暑さだった(笑)










2016年からやってる夏の男旅。8月13日〜15日(幹事ヨネちゃん)

今年は京丹後方面へ。台風7号の動きを気にしながら予定を現地で変更しながらのサイクリングとなった。初日は丹後由良まで車移動後、由良川を遡上して対岸を帰ってくる60kmコース。


コース途中に元伊勢内宮外宮をみつけて立ち寄ることに。ここで近畿五芒星を詳しく知ることになって、夏の男旅の大義が見えた。始めてから7年も経ってのこと(笑)




暑さ以外は走りやすかった。最後はたったひと駅の区間を電車ではなく汽車に乗った。これはなんかロックな感じだった。


2日目は3日目のコース(丹後半島一周90km)を前倒しして、風の影響を考慮して半時計回りを選択。この日は天橋立プレスタート、元伊勢籠神社でお参りしてリアルスタート、舟屋のある伊根までは快適なフラット道路。伊根からは交通量の少ない海岸線を走るも、半島や小島にあるある激坂なアップダウンと暑さに苦しめられた。経が岬からはアップダウンもゆるくなって気持ちよく走れた。海岸線を離れ一路、与謝野町経由して天橋立まで。




3日目は台風接近で予定をキャンセルして速攻帰路に着いた、ギリセーフな感じ。


梅雨が明けてから猛暑日が過去最高を記録したと報道されてる。


8月27日 近くにある未体験ゾーン、南砺市福野で開催されてるスキヤキ・ミーツ・ザ ・ワールド。1991年に始まったのは知ってたんだけどね。なぜか足を運ばなかったと今頃反省(泣)

行くきっかけを作ってくれた、藤樫とゆかりちゃんに感謝。

最終日を朝一からファイナルまで丸一日を観覧。会場や各ブースはすごいエネルギーに満ちていた。ヘリオスステージでは音圧に圧倒された。音楽の持つ力の偉大さを遥かに超えた発見だった。スキヤキ・スティール・オーケストラの一員のゆかりちゃんはカッコ良かったし素晴らしい演奏やった。市民楽団には見えないスキヤキ・スティール・オーケストラ素敵でした。民謡クルセイダーズは始めて見たけど、こちらも感動した。来年も行こ。石倉カズ、なおちゃん、清水、あやのちゃんありがとね。






大好きな海にも何回か行けた、日本国籍剥奪されるくらい日焼けした(笑



そして今年の夏のメインイベントの’スーパーブルームーン’がオレの夏と64歳の誕生日を締めくくってくれた。


 

みんなありがと!